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続々;梅切らぬバカ [所長の部屋]

というわけでまたまた映画の話題。
公開が今週末に迫り、オフィシャルサイトでは新しい動画も見られたり。テレビや新聞などあちこちで加賀まりこさんや塚地武雅さんを見かけたり。ついでに監督の和島さんも見かけたり。盛り上がってまいりました。

物語の中に乗馬クラブが出てきますが、わたくし乗馬クラブと言えば忘れられない思い出が。

TEAM3で長く活動をしていることもあり、ときどき『災害時の障害者支援について』というようなテーマでお座敷がかかることがあります。で、数年前に市内某区のとある地区社協にお声掛けいただいたことがあったのですが、ちょうどその時その区では障害者グループホームの建設反対運動が行われていて、幹線道路沿いに目を覆いたくなるような文言の看板が掲げられたりしていました。で、その反対運動の中心になっていたのが乗馬クラブでした。

『災害時の障害者支援』について、わたくしがいつもお話しするのは“災害時に障害者にとって最も大きな力になるライフラインはネットワーク(=つながり)である。だからまず普段のなんでもないお付き合いが大切で、そのなんでもないお付き合いが非常時に活きる。「災害があったらどうしよう」と考える前にまず日常の中で顔見知りになっていこう”ということです。で、この時のお話では最後に思い切って“普段から障害がある人たちが活き活きと過ごせる地域では、グループホーム反対なんていう理不尽な運動も起こらないのでは”と言ってみました。集まってくださっていたのは主に地区社協の役員さん、つまり地域の顔役的な方々なので、もしかして反対運動にかかわっている方がおられたりしたら修羅場だぞと覚悟しましたが、反対運動のニュースを知ってからほんの2~3日だったこともあり、ひとこと言わずにはおれなかったんですね。幸い修羅場にはならず、そうだよね、ということで終わりました(そこにおられた皆さんはどちらかと言えば運動には批判的でした)が、わたくし的にはけっこう勇気を振り絞ったひとことでした。

和島監督が敢えて『乗馬クラブ』という設定をそのまま映画に持ち込んだのを観て、あのときのことを思い出しています。わたくしの発言はその場で消えてゆくようなものですが、作品として形が残るのを承知でこの設定を選んだ和島さん、勇気あるな~



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続;梅切らぬバカ [所長の部屋]

というわけで『梅切らぬバカ』、試写会に呼んでいただいて公開より少し早く観ることができました。

具体的な内容についてはいわゆるネタバレを避けるべく触れませんが、すごくよかったです。

別に手に汗握るようなアクションも衝撃のどんでん返しもないし、感動のハッピーエンドでもありません。ところどころに映画ならではの描写がありますが、全編を通じて淡々とした物語です。だから、タイタニックとかアナ雪のようにヒットしたりはしないでしょう。でも、だからこそ、だれが観ても、ああ、自分はこの中の誰かなんだな、と感じることが出来る、そういう手触りのある作品だと思います。和島監督が“ドキュメンタリーやノンフィクションでは触れることが難しいテーマに、フィクションだからこそ迫れるのでは”と言っていた、まさにそのとおり。善も悪も、正しい人も間違った人も出てこない、わたしたちをとりまく日常の物語であり、エンドロールが終わってもずっと続いてゆく物語。

というような文章を読んで、まあ別にあんまり興味ないし観なくていいかな、と思う人にこそ見て欲しい映画です。横浜では11/12(金)公開。もう一回ちゃんとチケット買って観に行こうと思います。

ちなみに、およびいただいた試写会は制作にあたって協力したみなさんが招かれたとの事で、客席は障害福祉関係者および当事者の親が大半。監督が“今日の試写会が一番緊張します”って言ってたけど、まあ、そうだよね。





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梅切らぬバカ [所長の部屋]

なんと2ヶ月ぶりの更新。これではブログがある意味がない。なんとか頻度を上げないと。

というわけで、コロナのバカについてはひとまずおいて、今日は『梅切らぬバカ』という映画について。

2018年の秋に横浜で『てんかんをめぐるアート展』というイベントの運営にかかわったときに、その記録映像を撮影・編集してくれた和島香太郎さん。名作『だってしょうがないじゃない』でも編集を担当されたクリエイターの彼が監督・脚本を手掛けた作品です。映画を撮るんだ、という話は聞いていて、じゃあ出来上がったら観に行くよ、なんて言ってたのですが、正直インディーズ系っちゅうかマイナーっちゅうか、ジャック&ベティで観るか自分たちで上映会やるかぐらいの感じだろうと想像してたところ、まさかのシネスイッチ銀座やらブルク13やら大層なところで観られるみたいで。出演されているのも加賀まりこさん、ドランクドラゴン塚地さん、林家正蔵さんに高島礼子さんと自宅にテレビがないわたくしでも知っているビッグネーム。

和島さんはてんかんの当事者であり、てんかんをめぐる啓発活動として『ぽつラジオ』というYoutubeチャンネルもやっています。これがまた毎回聴きごたえがあって考えさせられて、特に自分のご両親をゲストに迎えた回なんかは必聴です。

映画『梅切らぬバカ』オフィシャルサイトはこちら、←クリックするとリンクが開きます
Youtube『ぽつラジオ』はこちら←同

どちらも、よろしくお願いします。

『梅切らぬバカ』、実は未定稿の時に何度か脚本を読ませて頂きました。また、“『だってしょうがないじゃない』では追うことのできなかったテーマにフィクションという様式で迫りたい”という思いも和島さんご本人から伺いました。そんな縁で、たくさんの方に観ていただきたいなぁ、と思っています。


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7/26という日 [時事]

今年も7月26日という日が巡ってきました。
忘れずに、考え続けるしかない。
異常な個人が起こした異常な事件として片づけてしまうのではなくて、様々な点で社会のありようがもたらしたことであると言い続けるしかない。
自分のなかで線を引いていないか、繰り返し問い続けるしかない。

重い宿題です。


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備忘録 [所長の部屋]

さてさて。

あいかわらず新型コロナウイルス対策の日々。
しもごうとしては
・手洗い、手指消毒
・マスク着用(不織布を推奨、ウレタンマスクは避ける)
・対人距離の確保、そのための目印を設置
・パーテーションの設置
・換気
が主な対策で、特に換気に力を入れています。できるだけ窓を開けて、換気扇を稼働させて、空気を動かしています。送迎車も基本的に窓は全開にしていて、運転しながらルームミラーを覗くと乗車しているメンバーがみんなTMレボリューションみたいな感じです(ドライバー自身もおそらくそういう感じ)。

一方で、コロナ対策として始めたけれどやめた、または簡素化した、という事項もいくつかあります。例えば、うがい。そもそも飛沫の発生につながりやすい行為だし、誤嚥などの心配もある。流し台を共用しているので人の動きがそこで滞る、など、デメリットの方が多いと判断しました。同様に、備品や設備の消毒については『感染は飛沫・エアロゾルが主たる経路で、接触感染は頻度として非常に低い』という最新の知見に基づいて頻度を減らしました。

必須の対策、やった方が良い対策、やるに越したことはない対策などなど、対策と言ってもいろいろあります。余力があれば全部やればよいのだろうけど、有限なリソースで持続的な対策をするためには、時々振り返って『これはやめる』という判断も必要だと思います。そして、この判断は『これをやる』という判断よりはるかに難しいのです。

こういうことってコロナだからあれこれ悩んでることなんですけど、仕事全体にも言えることなんだろうな、と思います。そういう意味で、今はすごく色んなことを学んでいるのだと思います。














というか、そうとでも思わなきゃやってらんない。


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【第4報】新型コロナウィルス陽性について

表題の件につき続報です。
利用者・職員66名のうち陽性で療養中の方1名、長期のお休みで接触の可能性がない方2名、検査を受けず2週間自宅待機される方4名を除く59名が4/10(土)までにPCR検査を受検し、すべて陰性との結果でした。これを受け、4/12(月)より平常通りの通所事業を再開しております。

緊急対応にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

本件についてのご報告はこれで終了といたします。

活動ホームしもごう
施設長  甘糟 直行
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【第3報】新型コロナウィルス陽性について

タイトルの件につき続報です。

4/9有効現在、合計31名の検査結果が判明しており、すべて陰性です。
本日は医療機関に出張していただいて25名分の検査を行い、うち16名(途中経過の報告で氏名はわかりませんが)分まで結果がわかり、すべて陰性とのこと。
さしあたりここまで新規の陽性者はいない、という状況です。
4/11(日)には検査結果がすべて出る予定、新たな陽性者がなければ月曜日からは従来通りの活動を再開いたします。

次の状況ご報告は月曜の夕刻になる予定です。

活動ホームしもごう
施設長  甘糟 直行
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【第2報】新型コロナウイルス陽性について

タイトルの件につき、続報です。

4/6に1名の方の陽性がわかったことを受け、NPO法人活動ホームしもごうとしては直接・間接に接触があった方すべてPCR検査を受けることといたしました。
対象は66名、4/8時点で23名の結果がわかっており、いまのところ全員が陰性です。
4/10(土)までに全員の検査が完了し、翌日には結果がわかる予定です。
在宅の利用者のみなさんには電話でご様子の聞き取りをしており、発熱や体調不良等の報告はありません。
陽性となったご本人、ご家族には改めてお見舞いを申し上げます。早く元気なお顔が見られますように。

またこちらのブログで随時ご報告いたします。


活動ホームしもごう
施設長  甘糟 直行
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【第1報】新型コロナウィルス陽性の方について [時事]

4/6(火)に、NPO法人活動ホームしもごうが運営する通所事業所の利用者さん1名の新型コロナウイルス感染症陽性が判明いたしました。前日に同居のご家族が発熱でPCR検査を受け陽性だったことを踏まえ保健所の指示で検査を受けたところ陽性が判明いたしました。

まずは利用者さん、ご家族にお見舞いを申し上げます。

すでに保健所より電話での調査があり、接触の時期・濃度、事業所の環境的な感染対策に照らして濃厚接触者はいないとのお答えをいただいておりますが、法人としては万全を期すため利用者さん、職員全員がPCR検査を受けることし、現在その準備を進めております。個々で検査を受けることが可能な方についてはそれぞれ受けていただき(すでに受けていただいた方もおられます。ありがとうございます)、並行して協力医療機関に依頼して活動ホームしもごうを会場として検体採取していただく準備をしています。利用者さんが入居しているグループホームや並行利用先にも随時情報共有をしています。

検査結果など、続報についてはこのブログにて共有してゆく予定です。
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念願かなって [日常]

しもごうの玄関のドアが自動ドアになりました。
新型コロナウィルスの対策をいろいろ考えていた時に、その一環として提案したもので、すこし時間がかかりましたが3月に無事工事が完了しました。

で、よかったなあ、ということなんですが。

活動ホームしもごうの建設に準備委員会としてかかわってくださって、その後ずっと運営委員ー理事として尽力してくださっている方にそのご報告をしたら、思いのほか喜んでくださって。
“もともとここを建てるときに自動ドアで設計されてたんだけど、ちょっとだけ予算オーバーしてね、どこか削らなきゃって言うことで自動ドアを諦めたのよ”と。

なんだか、よかったです。

改めて、そういうあゆみのなかで今の自分たちがあるのだなあということを改めて感じました。




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