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福祉避難所です

活動ホームしもごうは大きな災害があったときに障害者を受け入れる福祉避難所になります。
ということを周知するためのポスターが区役所から届きました。
さっそく掲示したいと思います。
さっそく掲示しようと思うのですが、ひとつ気になる点が。

横浜市の防災計画には要援護者の避難について『一次避難→二次避難』という考え方が取り入れられています。いただいたポスターにもそのことが分かりやすいイラストで描いてあります。
分かりやすいイラストとともに“直接避難することはできません”と明記してあります。

この一次→二次という考え方があまり有効でないことは過去の災害のなかで何度も確認されています。
なので、そのあまり有効でないフローが分かりやすく表記されているポスターを堂々と掲示してよいものだろうか、と思うのです。

どうしようかな、これ。



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ゴールデンウィーク [時事]

今年のゴールデンウィークは10連休ですが、しもごうでは4月30日から5月2日までは開所することにしました。

どこに行っても混んでいるゴールデンウィーク、となればやはり読書です。我が家のポーチにロッキングチェアを出して、海を眺めながら本を読む時間、最高です。

というわけでGWに読もうと思ってamazonでポチった本がこちら。

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『ズレてる支援!』寺本晃久ほか/生活書院
『まともがゆれる』木ノ戸昌幸/朝日出版社
『「当たり前」をひっくり返す』竹端寛/現代書館
『なぜ人と人は支え合うのか』渡辺一史/ちくまプリマ―新書
『知的障害のある人たちと「ことば」』打浪文子/生活書院

長いお休みなので、多少ズレてたりゆれたりひっくり返ったりしてもいいかな。

注;冒頭の読書についての記述はイメージ描写です。我が家にはポーチはありません。オーシャンビューでもありません。ロッキングチェアは実家でほこりをかぶっています


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ドキッとしたこと [所長の部屋]

突然ですが、鴻上尚史さんという作家・演出家がいます。
長いこと、わたくしにとっては特に好きとか興味があるとかではなく、有名だから名前は知っているけど作品はよく知らないという存在だったんですが、先日読んだ『不死身の特攻兵』という本がすごく面白くて、ああ、こういう作品を書く人だったんだ、と思いました。

で、その鴻上尚史さんが人生相談をしているウェブサイトがあって、これがまたなかなか良いのですが、その最新の回(→クリックするとリンクが開きます)を読んでドキッとしました。

相談の内容を要約すると、相談者AさんにはBさんという友達がいて、Bさんは家庭環境にも恵まれず、つらいことが多かった。AさんはいつもそんなBさんの話を聞いてあげて、アドバイスをしてあげて、親身に寄り添ってきた。なのに最近Bさんから絶交を言い渡された。なんででしょう。というような感じ。

で、鴻上尚史さんは、その答えのなかで自分がイギリスに留学した時の体験をひいて『無意識の優越感』について触れています。例えば、道に迷っている目の不自由な人に「どうしました?」と話しかける時、僕には無意識の優越感がなかったのか、と。

われわれは『支援者』とか称されていて、障害のある当事者を『支援する』ことで給料をもらっています。そういうわれわれにとっても、この『無意識の優越感』というのは非常に恐ろしいことです。『支援する』という行為(というものが定義可能だと仮定して)は、おせっかいな友人以上に『無意識の優越感』に陥りやすいのだと思います。

学生の実習とか、体験学習とか、そういう機会に“この仕事の難しさや苦労はどんなことですか”という質問を受けることがあります。苦労や難しさなんて枚挙にいとまがないんですが、いちばん苦しいのは『支援者』である自分のなかにも障害者に対する偏見がある、ということに気づかされる、ということです。そのことを、この『無意識の優越感』という言葉は鋭く指摘しています。

当たり前のことですが、われわれ『支援者』は、『支援者』という肩書を手に入れたからといって自分の偏見や差別意識や優越感を自動的に削除できているわけではないのです。むしろ、『支援者』という肩書があるからこそ、自分のメモリのなかにそういう有害なファイルが入り込んでいないか、いつも点検しなければいけないのだと思います。

って、これ書いてよかったのかな。




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ことばの意味 [所長の部屋]

桜もそろそろ終わりかな。

しもごうのある横浜市は障害福祉にかける予算がわりあい多くて、国が全国標準で定めている制度の他にも市が単独で要綱を定めている事業がたくさんあります。そのため、『進んでいる』と評されることがしばしばあります。

それはそれでよいことだと思います。最近は市単の事業が縮小傾向にある気がしますが、それはそれとして、福祉職採用であったりケースワーカーの配置であったりっていうのも横浜にあっては普通のことのように感じますが、ほかの自治体にはなかったりします。

でも、他の自治体にあっても先進的な取り組みはあります。あたりまえですが。

戸塚区と境を接するお隣の鎌倉市では、この4月1日に「鎌倉市共生社会の実現を目指す条例」が施行されました。とても先駆的な取り組みだと思います。

で、雑感。

『合理的配慮』の語義を説明する条文のなかに“市民が日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のもの”という文章があります。ここを“その他のもの”ではなく“その他一切のもの”としているところに本気を感じます。

共生社会という言葉については“市民一人一人が、お互いを尊重し合い、支え合い、多様性を認め、自らが望む形で社会と関わりを持ち、生涯にわたって安心して自分らしく暮らすことのできる社会”と定義しています。個人的にはここに『ひとりの例外もなく』というニュアンスが込められていたらなおよかったのではないかと感じます。

ほかにも、考えさせられること、感じることがたくさんあります。ウェブでいろいろ検索すると素案とか素案の骨子とかも掘ることができて、その移り変わりをたどってみるのも興味深いです。

共生社会とかインクルーシブとか、最近よく見たり聞いたりします。こういう言葉をよく見聞きすること自体を前進ととらえることもできるし、逆にまだまだそれが実現されていないことの表れだととらえることもできます。ただ、いずれにしても大切なのは、『共生社会』や『インクルーシブ』という言葉が何を意味しているのかっていうのをちゃんと具体的に考えるっていうことだと思います。定義づけるっていうのは一面においてはその定義を線として該当・非該当を分けてしまうという危惧もありますが、その危惧を認識しつつも、ちゃんと中身を吟味していかないと、良い香りだけで味のない料理みたいなことになったり、ヘタすれば共生社会を築くためと称する排除が行われたりしかねないのです。

なんてことをつらつら考えながら条文を読んでいましたが、実は前文がいちばん読み応えあったりします(わたくしがサッカーチームの背番号も自分の車の希望ナンバーも13番にしている理由が書いてあります)。条例はこちら(→クリックするとリンクが開きます)から読めますので、みなさまゼヒ。
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今週末の出店情報! [イベント・行事]

今週末はバザーがふたつ。

ひとつめは、4月6日(土)11:00~@戸塚の里

『戸塚の里』はしもごうのすぐ近くで高齢者のデイサービスと訪問介護を運営されている法人が2年ぐらい前に開設した、サロンのような拠点のようなコミュニティカフェのような場所。わたくしも障害理解の勉強会の講師として読んでいただいたことがあります。お時間ある方はゼヒ!

もうひとつは4月7日(日)開催の住友電工の稲荷祭、こちらは基本的に社員のみなさんとご家族向けのイベントです。住友電工とは敷地のプランターのメンテナンスを委託して頂いたり、新入社員の研修の一環としての福祉施設体験を受け入れたりと、よいお付き合いをさせていただいています。

バザーやイベントのお誘いはわりあいたくさんお声掛けいただいています。ありがたいです。売上アップとともに認知度アップの機会として、大切にしてゆきたいと思っています。
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お花見 [日常]

きのうみんなでお花見に行ってきました。
ホントはおととい行くつもりだったんですが、あまりに天気が悪いので一日延期しました。
しかし、毎年お花見に行っている熊野神社の桜はまだ五分咲きぐらいで、お花見というよりお花見プレーという感じでした。
でも、やはりみんなで外の風に吹かれるのはなんかいい感じです。

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土筆みつけました。
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