オーブンレンジ [作業]
コンベックに続きオーブンレンジまで代替わりすることになりました。
初代の1号機は89年製。
実に18年もの間毎日毎日180度~200度の温度でマドレーヌを焼き続けてくれました。時には1000個ものマドレーヌを焼くのに早朝から夜までかけて動いてくれたことも少なくありませんでした。
故障らしい故障はほとんどなくとても優秀なオーブンでした。
晩年は余熱などかけるとヴヴゥ~~という音とともに気合を入れないとならないようでしたが本当によく頑張っていました。
スタッフからはいつもねぎらいの言葉をかけてもらっていました。
まだ現役でいけないこともなかったのですがつい先日新型機が見つかり代替わりとなりました。
2号機92年製。
このマシンも付き合いが長いです。2号機ながらここにいるスタッフの誰よりも先輩でした。所長が唯一しもごうへのお嫁入りを目撃しているのみです。
1号機よりも若干新しいので22分の設定をしても温度によって自分で時間を調節する優れものでした。
最後まで焼きムラなどなく頼りになりみんなからの信頼も厚かったです。
電源を抜いた際、再度使おうとするとすると「備え付けのガラスの皿を入れてご機嫌をとれ」といわんばかりにピーピーなって動いてくれないこともいい思い出です。
スタッフはこのレンジたちにはそれぞれの思い入れがあります。
オーブンの扉を開け中に物を入れることはすっかり体にしみついていますが最初はちょっと高めの棚に鎮座するこのレンジたちにマドレーヌを入れるのは至難の技でした。
マドレーヌは10個単位で焼くのでターンテーブルを2段にして入れます。この2段重ねのターンテーブルのバランスをとるのがなかなかコツがいるのでした。
あるときはレンジをつないだ延長コードが爆発することもありました。それでもマドレーヌには問題なく、レンジは無傷でした。
昼はお弁当を温め、夜は夜食のごはんを温め、本当に働き者でした。
つい先週までこの2台は動いていました。別れは突然。
2台ともお疲れ様。とってもとってもお世話になりました。
そして代替した新型機たち。
さすが、ニューフェイスなんだかピカッと光輝いていますね。
1、2号機のようにこの先何年もおいしいマドレーヌを焼き続けるのでしょうか?オーブンが活躍してきた年数もすごいですが、その長い間おいしいマドレーヌを変わらぬ味で作り続けているみなさんもすごい!!
by 関西支部 (2007-12-12 22:15)
新型オーブンなかなか好評のようです。
オーブンも作っている人も変わっていきますがマドレーヌだけはずっと変わりませんね。
by 主任 (2007-12-13 21:37)