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続;包括ケアってなんだ? [所長の部屋]

いよいよ12月に入りました。今日は寒いです。

先日のブログに書いた包括ケア説明会の件、区役所のお世話になっている係長にお尋ねしたらご丁寧に資料を送ってくださいました。

中身を見たら、視野に入ってるのは完全に高齢者のみ。いろいろ調子のいいことが書いてありますが、要するに社会保障費(介護保険費)の圧縮と公的責任の後退ということなんだろうな、と思います。計画素案の表紙に『避けられない超高齢社会』とか書いてあって、これ平均寿命を超えて長生きしておられる方がご覧になったらどんな風に感じるんでしょうか。

ていうか、対象を高齢者に限定した包括的なケアっていうのは本当に包括的なんでしょうかね。

かと言って『我が事丸ごと』とか意味の分からないごちゃまぜの丸投げみたいなアイデアっていうのもそれはそれで勘弁してほしいのですが。

直前の記事の再掲ですが、『大きく分けると、生活基盤を支える所得保障、医療、介護、障害者福祉、教育、保育などは基本的に国や自治体の責任でしっかり行うべきもので、そこが不十分だと問題は解決しません。(略)税金で行う「公助」と社会保険による「共助」だけでできない部分を住民同士の「互助」で補うのであって、逆ではありません』であり、『まずは、行政責任による給付と公的制度によるサービスをきちんと確保する。それだけでは不十分な人的かかわりを中心に、福祉を充実させる「上乗せ」の取り組みとして総合的な相談支援体制や住民による活動を推進する。それには費用もかかる。そのように考え方を整理すべきだと思います』です。

コミュニティを歳出削減の道具に使ってはいけません。


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