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マイナンバーが始まるらしい [時事]

一泊旅行が近づいてきています。そろそろ天気予報とのにらめっこが始まります。とにかく暑からず寒からずいい天気であってほしいものです。

さて、マイナンバー制度というやつが始まるそうです。NPO法人活動ホームも人を雇用している事業所なので、あれこれ対応が必要です。こないだ研修に行ってきましたが、『当面は税務と社会保障に使途が限定される』とはいうものの具体的なことははっきりしていないようで、正直言って分かったようなわからないような研修でした。

で、そのマイナンバー制度導入のタイミングで、障害福祉関係の情報を網羅したウェブサイト『障害福祉情報サービスかながわ(通称らくらく)』に、“本年10月5日以降、国民一人ひとりの住民票の住所に対し、12桁のマイナンバー(社会保障・税番号)を記した通知カードの送付が始まりますが、長期間の入所等が見込まれながら、入所等期間中は住民票上の住所(以下「住所地」といいます。)を障害者施設等に移しておらず、かつ、当該住所地に居住者が不在であることから、当該住所地において通知カードを受け取ることができない方については、平成27年9月25日(金)までに御本人や代理の方から住所地がある市区町村に対して、居所情報の登録申請を行い、入所等先を居所として登録すると、入所等先で通知カードを受け取ることができることとなりました。
 つきましては、各障害者支援施設等におかれましては、長期入所等中の方に対する居所情報の登録に関する周知及び居所情報登録申請書の確認についてご協力くださいますようお願いいたします。”という通知がアップロードされていました。

よく考えずにさらっと読めば単なる事務手続きの案内ですが、この通知から見えてくるのはなにかっていうと、

『長期間の入所等が見込まれながら、入所等期間中は住民票上の住所を障害者施設等に移しておらず、かつ、当該住所地に居住者が不在である』という人たちが少なからず存在する

っていうことです。当該住所地に居住者が不在であるっていうのは要するに施設に入所する前に住んでいたところ(≒自宅)にはもう誰もいないっていうことでしょう。

居住の自由は憲法に保障されていますが、障害ゆえに帰る場所もなく入所施設で過ごすことを余儀なくされている人たちがいる、ということに改めて違和感を覚えます。もちろん施設入所者の地域移行とマイナンバー制度の周知は全く別の話であるということは言うまでもないんですが、やっぱり障害ゆえに帰る場所もなく入所施設で過ごすことを余儀なくされている人たちがいることを当然の前提としている行政通知を読むと、改めて違和感を覚えるのです。
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